Q.3-2 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針が適用される臨床研究を、慶應義塾大学医学部・病院が「研究代表者が所属する機関」となって海外の研究機関と共同研究を実施するにあたり、英語でプロトコル等を作成しています。慶應義塾大学医学部倫理委員会へ提出が必要な倫理審査書類について、日本語で準備する必要がありますか?

A.3-2 
倫理審査の申請に必要な書類については、委員の中には医学の専門家ではない方もいるため、研究計画書(プロトコル)・説明同意文書・掲示文書等は日本語版が必要です。 また、倫理審査申請書をはじめとする慶應義塾大学医学部倫理委員会への各種申請書類につきましても日本語に訳して記載し提出してください。

参考:人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針ガイダンス
P44 第3 適用範囲 3 日本国外において実施される研究
https://www.mhlw.go.jp/content/001087864.pdf#page=47
倫理審査提出書類については、リンクの「申請方法・申請書類について」(https://www.ctr.med.keio.ac.jp/rinri/process/document.html)をご参照ください。

慶應義塾大学医学部・病院に所属する研究者が「既存試料・情報の提供を受けて研究を実施する場合」は、研究代表者が海外側の手続きを確認し、日本語で試料・情報の授受に関する記録を作成する必要があります。詳細は人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針ガイダンスをご参照ください。

また、海外の施設から慶應義塾大学医学部の倫理委員会に提出すべき資料はありません。

なお、海外の研究機関が研究代表者となる臨床研究を倫理申請する際は、日本国内の実施体制として慶應大学医学部・病院が国内の研究代表者を務めていても、倫理審査申請システム上の入力は以下となりますのでご注意ください。
研究代表機関:海外の研究機関
共同研究機関(分担機関):慶應及び国内外の研究機関